loveshermiejp’s diary

最新技術や情報、映画、本、子育て経験をシェアします。

「幸せなひとりぼっち」はどんな本?

実は本を読む前に同名の映画を先に見たんです。中国語のタイトルはちょっと暗黒で、「オーヴェという男が死の決意をした」、映画は面白かったです。確かタイトル通りオーヴェは何回も自殺しようとしたんです。毎回違う死に方で、毎回周りの隣人など邪魔されで、結局死ななかったです。笑いコメディーのようで、ただの笑いコメディーじゃない、映画鑑賞後、生きる意味や幸せの意味を考えさせられた深い映画だと思います。

日本の訳名は最後まで見れば、なるほど、そう言う意味かと納得します。この映画のimdbの得点は7.7、douban(中国最大規模の映画評論サイト)の得点は8.7です。中国人がこの映画を高く評価してくれたようです。理由は多分映画の中に表現した温もりを憧れているじゃないでしょ。

www.imdb.com

ちなみに原作のタイトルを直接翻訳すれば、「オーヴェという男」になります。

映画を見た後原作を読んだり、ある小説が映画化されると聞いたら、先に小説を読んで、上映されたら、映画と原作がどう違うのかを探すのが私の趣味です。この小説と映画の内容はほぼ一致しています。でも文字が表現できた物と映像はやっぱり違う。文字が何回も吟味することができる。

 小説は二つの平行線でオーヴェの一生を語ってます:

一つは妻が死ぬ前に、オーヴェの生活、もう一つは妻を失った後のオーヴェの生活。

彼にとって、最愛の妻は掛け替えない存在で、彼女を出会う前に、死んだ後も人生は存在しないです。そういう風に愛されたいなぁと思っちゃいます。やっぱりそういう人物は小説の中しか見つからないですね。

主人公のオーヴェは頑固、無口で、自分の価値観を譲れない男です。時々悪口しますが、助けを求めてくれる人を無視できない心が暖かい人です。技術と数学が夢中になる彼はなんでも修理できる、素晴らしい。オーヴェの妻は活発で美しい、文学と芸術を愛し、彼の唯一の理解者です。運命は善良な彼たちに何回も残酷なことをした。でもこの二人は人生の不幸を乗り越えて、ずっとお互いに愛し続けました。ですから、妻がガンで死んだ後、オーヴェが後を追うことを決意したのも理解できます。

憤懣で偏執なオーヴェを救ってくれたのは新しい隣人パルワナです。彼女は直球で、オーヴェの拒絶を聞き耳も持たないパワフルな方です。もちろん毎回オーヴェが折れてしまう。彼女じゃないと多分オーヴェはすでに死んでしまったんだと思う。彼女や他の何人の隣人とのやりとりしながら、オーヴェは二回目の人生を見つけて、再び幸せを手に入れた。

最後に本の中の素晴らしい文書を共有します。

人を愛することは引っ越すと似ています。最初は新しい全てを愛し、毎朝陶酔してしまう。突然誰かが侵入し、君にはこの家に相応しくない、これが間違いだと指摘されることを恐れている。でも長年を渡って、壁がボロボロ、フロアもでこぼこになって、だんだん愛が薄めていく。その後、徐々に全ての傷と問題を熟知する。寒い日、鍵が鍵穴から抜けないことをどう避けるとか;どこのフロアを踏んだら曲げやすいとか;棚を開けるとき音を出せない方法とか、すべでが帰属感をくれる小さいな秘密です。
死亡は妙なことです。死亡は生命の最大な動機なのに、人間は一生死亡が存在しないふりをする。一部の人間が死亡を認識するため十分な時間がある、彼たちがもっと頑張って、執着して、壮烈な人生を送ることができる。一部の人間死亡が近くまで死亡の反対語の素晴らしさを意識し始める。その他の人々は早々に死亡の待合室に待っている。我々は死亡を恐れている、もっと恐るのは死亡が周りの人に降りること。死亡に対する最大な恐怖は私たちとすれ違って、一人ぼっちになること。